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  • 執筆者の写真Kei Tomoda

【コラム】自由度と可能性を広げる「パラレルキャリア」という働き方

更新日:2022年6月2日

働き方改革が謳われ、終身雇用の神話はもう過去の物。


だからといって、雇用される働き方はやめて起業だ!という二択なのではなく、「パラレルキャリア」という働き方に注目している。


パラレルキャリアとは

パラレルキャリアとは、パラレル(並行)とキャリア(経歴)を合わせた言葉で、仕事と収入以外を目的とした活動なども含む、複数の経歴を並行している状態のことを言う。


例えば、 ・地方で実家が営んでいる農業を手伝いつつ普段は会社員や公務員をしている

・企業で業務委託でライターをしながら地方では現地ガイドとして働いている などといった働き方が当てはまる。 特段新しい働き方というわけではないかもしれない。 パラレルキャリアと比較される似た働き方で『副業』があるが、『副業』は本業を持ちながらの副収入を得ることを目的としている。 一方で、パラレルキャリアは、ひとつの仕事を本業ととらえず、取り組む仕事や活動のすべに対して本業と同じように取り組むため、『複業』とも言われている。


前回のコラムで「地方での働き方」について書いたが、まさに地方で働こうと思ったときに、この「パラレルキャリア」という働き方はフィットする。



地方で働くとき、心配なのは収入面


収入面で、本業で得られていた収入を地方で維持するのが難しいのではないか、という不安をよく聞く。

パラレルキャリアでは複数のビジネスを掛け持ちすることで、生活を成立させることが可能になる。


地方で得られる仕事の一つ一つが都会の基準とは違うのはよくあることなので、仕事の掛け合わせで必要な収入が確保できる。


週末は観光ガイド、平日週2~3日は農家の手伝いと空いた時間でWEBデザイン

早朝~午前は定置網の漁業、午後はカフェのスタッフ

夏はSUPのインストラクター、冬は登山ガイドと平日週2日は商工会議所のスタッフ 平日休日の日で分けるこだけでなく、季節や時間帯で分ける。

様々な切り口で、仕事を組み合わせている。 逆に仕事を絞らないことで、様々な業種の人と知り合うことが出来、縁が出来、さらに仕事につながったり、 本業しか出来ないと思っていた自分自身のキャパシティが広がり、出来ることが増え、仕事の幅が広がるといったよい循環が生まれる。



パラレルキャリアのメリット

収入面でのリスク分散 収入の増加も期待

本業では得られない経験やチャンスを獲得

育児や介護などで時間の制約があっても、スキマ時間を上手に活用

意欲的に取り組みたいと思える、やりがいのある仕事に就ける

人脈が広がる



パラレルキャリアのデメリット

本業がある場合、その本業の規定に縛られる

労働時間や時間の使い方があいまいになりがち

自由時間の確保



パラレルキャリアに向いている人 

積極的な人

いろんなことに興味がある人

人とのつながりを大切にしたい人


パラレルキャリアに向いていない人

安定志向の人

マルチタスクが苦手な人

人付き合い・コミュニケーションが苦手な人 (単純作業の組み合わせもなくはないが、時間の調整などコミュニケーションが多く発生する)



パラレルキャリアを始めたいと思ったら

パラレルキャリアは、必ずしもすぐに高収入を期待できるものではないかもしれない。

が、本業1本では得られないスキルや知識、新しい世界とのつながりなど、一人の人間としての財産としてきっと役立つものになるはずだ。


収入の面で言えば、安定した収入が確保できないかもしれないが、逆に自分次第やり方次第では、無限に収入源を増やすことも可能だし、こっちがダメでもあっちがあるという余裕が生まれるのも事実。


自分で仕事を選び、

自分で仕事を作る。


仕事を楽しめて、 仕事を一つに絞らず、 興味があることや 必要とされることにエネルギーを注げるという、やりがいを感じられる生き方だと思う。


本業で叶えられなかった夢や希望は、パラレルキャリアで実現できるかもしれない。


正社員の時よりも確実に可能性は広がる。

人生の可能性を広げたければ、パラレルキャリアはおススメです!



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