• 友田景

【コラム】イノベーションの種は「非常識」にある

最終更新: 10月26日


「業界の常識は、社会の非常識」という言葉がある。 さらに「業界の常識が、業界をダメにする!」とあえて強めに言わせてもらいたい。 もちろんすべてがそうであると言っているのではない。


ただ「業界の常識を覆した企業」「常識を塗り替えた人」が世界的に大きく躍進している事例が多い点に注目してほしい。 その変化と躍進を羨望のまなざしで見ている人達に向けてこのコラムを届けたい。


そこに”イノベーションの種”があるよ、と。

コロナの拡大によって、世界は大きく変わった。 常識がひっくり返った。 会って話すことが人と人のつながりに大切な役割を果たしていたが、コロナ後は会うこと自体が危険になり、オンライン化が大きく加速した。 価値があると思われていたものが価値ナシとなり、昨日までのマイノリティが今日のマジョリティになった。 求められるニーズがものすごいスピードで変化しているのは言うまでもない。 インターネットやSNSの普及と今回のコロナの影響で、個人が発信し、個人が情報収集をし、個人が自分の頭で考えて本当に必要なものを見極めるチカラを身に付けていくのは、当たり前となった。

これまでの前提レベルがどんどん下がっていく。 つまり、業界の当たり前レベルが受け入れられなくなっていくのだ。



需要側はどんどんアップデートしていく一方で、供給側が現状維持のままでは需要と供給の不一致となり、その業界からどんどん離れていってしまうだろう。 その業界に自分の困りごとを解決してくれるものはない、と見切りを付けられるかもしれない。そのことに気付けているだろうか。 何なら違う業界で画期的な商品やサービスが生まれ、その業界自体が存在価値がなくなっていく可能性も大いにあり得る。 その業界の常識が、業界側の都合で成り立っていることも少なくない。 自由な発想の阻害になっていないか もっとお客様に役に立てることはないか 実は本当に必要なものは違うのではないか、といった疑問を持つと言うこと自体が出来ないのは問題だ。 「業界の常識=業界の当たり前」が、その業界のイノベーションを妨害している、と言える。 変えない・変わらないから、業界自体が衰退してゆくのだ。



地球上で変化に適応できた動物や植物が生き残れるのと同じく、我々人間も環境に合わせて進化したり多様性を身に付けなければ取り残されてしまう。


しかし、一発逆転を狙うあまり自社のブランドコンセプトから大きく外れてしまうのは避けたい。 もしくは、改めてブランドコンセプトを構築し「消費者に対して提供する価値を約束するもの」をメッセージとして届けて欲しい。


■ダンボールワン│業界の常識を覆しイノベーションに成功、売り上げを伸ばした事例 ダンボール・梱包資材専門会社である『ダンボールワン』。 【ダンボール業界の常識】 「会社や団体向け・最低販売ロット数(100部~)での発注でないと受けられない」  →個人が1枚から注文OK!  →送料無料!  →当日出荷!  →業界最安値!  →ダンボールだけでなく、梱包関連商品も多数取り揃え ダンボール業界では当たり前だったBtoB(企業→企業)の商売をBtoC(企業→顧客)に対応、大量発注・送料・納期の問題をすべて解決した事例。

フリマアプリや、個人のネット通販などの拡大も追い風となり、大幅に売り上げも伸ばしている。



「業界の常識を打ち破る」 「古き慣習にこだわらない」 と頭では分かっていて、口では言っていても、実際行動に移せているだろうか? では、具体的にどうすれば「凝り固まった常識」を覆すことが出来るだろうか。 ✓本当に必要な人に届けられているだろうか ✓ユーザーはそこにしかいないのだろうか ✓この商品・このサービスが違う舞台で輝くことはできないだろうか ✓世の中の困りごとを解決できないだろうか ✓商品・サービスありきで考えていないだろうか ✓自社内だけの小さな世界ではなく、世の中に役に立つか

こういった「問い」を丁寧に拾っていく 他者目線・外部からの声を丁寧に比較検討する

どうしたら実現できるかを逆算する 一丸となって「常識」をひとつひとつ否定していってもらいたい。 が〇ちりマンデー カ〇ブリア宮殿 ガ〇アの夜明け これらの番組で取り上げられたイノベーション企業に共通するのは、その発案者が「業界のことを知らない素人」や「お客様の声を丁寧に拾った社員」だったという点だ。



✓そもそも何が自分たちの業界の常識なのか分からない ✓業界の外からの視点が欲しい ✓一緒にイノベーションを起こしてほしい

こういったお悩みの方はぜひ一度ご相談を。

イノベーションに必要な資源・人材・組織を“見つけて””つないで””組み立てる”を伴走します。

イノベーションの種は、その業界の非常識の中にあります。




▼株式会社ビズデザイン大阪 政治行政×企業×NPOと3つのセクターをすべて経験、地方創生や企業内プロジェクトなどに参画。 弊社実績はこちら

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